オトナ帝国

「おぉ~い、どこ行くんだ~?」
「ちょっと21世紀までー!」

ラスト大一番。
匂い拡散装置を止めるため走り出した野原一家は、配達中の酒屋さんの三輪トラックを拝借。
その際、酒屋さんの質問に対して、しんのすけが答えるシーン。
トラックのハンドルを必至に握るひろし、ひまわりを抱き、真剣な面持ちで荷台に乗り込むみさえ、その中でしんのすけだけがのんきにこう答える。
そののんきさは近年の子供アニメによく見られる主人公の無知さから来るものではない。
状況をある程度とらえた上での、希望的観測。ここが大人にはない、子供の持つ強さだと私は思う。その純粋さが大好きだ。そしてそれを的確にドラマの中で表現できる原恵一が大好きだ。

「あぁー!ソ連館が崩壊したぁー!!」
冒頭。あぁ、こういう、ちょっとしたウィット。大好き。

「ハロータロー岡本太郎ー!」
先日原恵一コンテ担当の旧TVクレしんを観ていたときに、「ありがとう~蟻が十なら芋虫ゃ二十歳~」としんちゃんが言っているのを観た。これも大好き。

「最近春日部もいいかんじになってきたよな」
”ヘンダーランド~”の時も、ひろしがなんともなしに歌っているヘンダーランドの歌が妙にどきっとした。
こうして、人間の変化とは本人の意図しないところで表に少しずつ出ているのだ。

「20世紀博からのお知らせです」
「あすのあさ、おむかえにあがります」

このシーンは"ヘンダーランド”の、あの繰り返されるシーエムと同じく、テレビというメディアの効力の負の部分を見事に表している。
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by yuzukkoaiko | 2006-12-27 20:11 | その他アニメ
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