文化庁メディア芸術祭

本当に嬉しい。
他の賞はよく知らないけど、この文化庁の賞については最近よく調べていた。
きっかけは原さんが受賞したオトナ帝国で、過去をさかのぼってみると「失踪日記」やら「桜の国」やら、ジャンルを問わず素晴らしい作品に賞を与えている。
かつ、HPにある受賞者へのインタビューは非常に内容が良く、この芸術祭に関わるスタッフの教養の深さを感じられた。
その、今年度文化庁メディア芸術祭の、アニメーション部門の大賞が、発表された。

http://plaza.bunka.go.jp/festival/sakuhin/sakuhin/anime01.html
時をかける少女。

冗談ではなく、涙が出てきた。
私はこういう瞬間を待っていた。
細田守という、あの、とてつもなく素敵なあの人が作り出した世界が、とうとうここで認められた。

正直言って、心配だった。
今回この映画が成功したことで広く認められた細田守だが、この人気が普通のアニメファンのものになってしまわないか心配だった。
受賞作品の時かけの隣に涼宮ハルヒがあるというのが本当に不自然なような気がした。
別にハルヒが悪いとかアニメファンが悪いということではない。
細田守には、戦後アニメーション史を塗り替えるほどのセンスと才能がある。
メディアミックスに阿らない演出、どの作品にも共通するテーマ。
彼の作り出す世界はアニメでも映画でもない。細田守の世界の凝縮形なのだ。
このような形で作品を生み出すことが出来るのは、現在本当に数少ない。
細田守、押井守、そして宮崎駿・・・私が思うところ、この三人ぐらいなものだ。
押井守はいろいろあるのでここでは置いておき、宮崎駿に注目したい。
もはや宮崎駿の影響力はアニメファンだけではなく、日本全国を飛び越え、世界へ向かっている。
宮崎氏は、アニメーションが映画として表現たりうるということを証明し、世間にアニメの扉を広く開いた。
それは手塚治虫氏ですら完全にはなしえなかったことだ。
だが宮崎氏の作品は近年、その扉を閉ざしつつある。
それは、世間とアニメーションの世界がいつの日か、完全に切り離されてしまうということなのではないかと、私は勝手に危惧していたのだ。
そして同時に、この状況を細田守なら変えることが出来る、と、ほんとにひそかに考えていた。

ここで重要なのは、細田守をいかにプロモーションしていくかということである。





ちょっと時間が無いので書き途中ですがUP!
もうとにかく本当に受賞が嬉しいという話しです。
[PR]
by yuzukkoaiko | 2006-12-16 01:23 | 細田守・「時をかける少女」
<< 四期目は無いと。 渡辺歩を語る >>